市場の変相
普段は経済系の本をあまり読まないので読んでみました。
■ノイズの中のシグナルを見極めるための6つのステップ
1.市場で以上な動きを作り出しているノイズの
発信元を見極める
2.「どんなノイズでも重要なシグナルを含んでいる
可能性がある」という心がけを徹底する。
3.経済や市場の現象を演繹的にモデル化し、
それに基づいて実際のシグナルの内容を吟味する。
4.シグナルの中身を評価する際に、「行き先に影響する
要因」と「道中に影響する要因」を区別する。
5.この過程を終えたら(終える前でなく)、積極的に
専門家やコメンテーターの意見に耳を傾ける。
6.景気循環的な変化だけでなく、底流での永続的な変化も
見いだせるように、先入観を持たずに注意する。 (P97)
■人間は「理解可能な所として世界を見たい」願望に基づき
理解不能なほど複雑な現象を目撃すると
「事後の説明」へ逃げ込み異常現象を矮小化する傾向がある。
(P111)
これって経済の話に限ったことじゃなく
今の自分の職場で置かれている状況も一緒かなと。
つまり、一時的な異常じゃなくて
社会全体が変化してるってこと
出張が減っているのは景気が悪いからっていうけど
ビジネスの決断のスピードを早められる必要に迫られ
テレビ会議とか技術的な進歩もあって
景気がいい悪いに関わらず、わざわざ出向く必要がなくなってるから
景気が良くなったところで回復することは考えにくいし
最近の若い人が海外旅行に行かないって嘆かれるけど
その世代からしてみると、海外に行くベネフィットより
その他ことをやったほうが満たす方が自分にとっていいし
年寄りが若者を搾取するような社会システムだと
そもそもそんな余裕ないしって人も多いし。
脱線しましたが、世界経済の変化は
自分たちのビジネスにももちろん影響があるわけで
もっと詳しくならないといけないなと感じました。