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9月2日と3日に日本で初めて開催された
ad:tech Tokyo 2009に参加してきました。

日頃ルーティンになりがちな思考の枠を拡げること
最近の事例を学ぼうということで参加したのですが
2日間中身が濃くてメモがかなりの量になってしまいました。

個々のセッションの内容をこのブログに書くのは
膨大な時間がかかってしまいますし
専門家が書いた方が有益かと思いますので
2日間で感じたことや印象に残ったフレーズを列挙します。
(メモからの転記なので間違ってるかも。ぜひ、つっこみ入れてください)


■9月2日
【マーケティングの未来像】
・変化を起こすなら大きな仕組みを組んでからやろうではなく
 スモールスタートで実施し、その成功例をもとに拡大させる

【変化する経済環境下におけるデジタル広告の役割】
・広告は決まった枠を埋めるのが重要ではなく
 自分でクリエイトしていこうという姿勢が大事
・広告はscience + art

【革新的ブランドビルディング】
・広告関連の人間ですら広告嫌いが多いみたい況や一般のユーザをや
・従来の流れ、方程式を逆にしてみる事で
 イノベーションが生まれることがある
・スピード感が重要、そのためには関係者の情熱が必要

【UNIQLOの事例】
・機能、職能で分けるのではなく、コミュニケーションを
 軸にしていく必要がある
・1つの事に集中して精度を上げる事で、結果的に全体の精度が上がる
・成功の定義を規定して関係者と共有する
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■9月3日
【CNNの事例】
・市民ジャーナリズムはプロフェッショナルジャーナリズムと
 補完関係にある
・過去の成功体験に固執するのではなく、ユーザにとって何が大切かを考え
 場合によっては自己を変革させる

【tokyo innovation】
・現場にいなくても色々な事を知れる今の時代だからこそ
 身体性、ノンバーバルな体験が重要だし、ささる可能性がある
・シンプル、スマートさの陰に隠れた機能性
 (時計が5秒表示される間に、あとに出る5秒の映像をローディングしてる)
・試行錯誤すると最終的にはシンプルになるはず
 シンプルに説明できないものは受け入れられない(ヒットしない)し、
 人を惹き付けられない
・見せていただいた事例は心が動かされるものばかりだったが
 それは訴求したいものやことをしっかり観察していたから何だろう

【Omnitureの事例】
・ユーザの行動やエクスペリエンスをちゃんと分かっているか
 また、それに合わせて最適化されているか

【モバイルを含めたコミュニケーションミックス】
・モバイルはコミュニケーションのハブ
・メディアありきではなく、ユーザがどのように使っているかが重要
・果たして自分はユーザに価値を提供できているか?

【行動ターゲティング】
・ANAの場合、女性向けなど属性でセグメントすると
 失敗する事が多かったが地域というセグメントだとスムーズにいった
・商材によってはあえて絞り込まない、これも戦略
・ツールを導入する前に、何をゴールにするかを決める
・ユーザ理解をした後に、ツールを導入する

【アドネットワークの可能性】
・正直よくわからなかったw
・日本でうまくいくかどうかは半々って気がする

【数値かブランディングか;正しいキャンペーンの手法】
・宣伝部門(ブランディング)と販促部門(ダイレクトレスポンス)
 とのキャズム
・両者の溝を埋めるためにはROI、売上目標以外に評価を下せる
 共通指標が必要かな


あとは、今回あまり話す機会のない広告代理店の方や
実際に製品を売っている会社のweb担当者
web専業の同業他社の方や元楽天の方までw
何人かの方と意見交換が出来て
話すことで自分の問題意識がだいぶクリアになった気がします。


あとは、これを自分のビジネスにどう生かしていくか
今日からが勝負です!

▼写真
http://www.flickr.com/photos/electronica02/tags/adtechtokyo2009/