12月4日にGoogle Business Dayに参加してメモしていたんですが
今さらですがブログに記録しておこうと思います。
あくまでも現場でのメモなので間違いもあるかもしれないので
その点ご了承くださいませ。


■Google上級副社長兼最高財務責任者 パトリックピシェット氏

<6つの変革、信念>

Everything that was offline is now online
⇒ユーザもオンライン化

Living in the cloud
⇒データ、アプリをクラウド上に
 (Google翻訳もクラウドコンピューティングの一種か)

Innovation is cheap
⇒大企業じゃなくてもイノベーションを起こせる
 競合は全世界

Everything localized down to you
⇒Google的にPCとモバイルは違う
 モバイルはパーソナルな執事がつく感じ
 モバイル向けのプロダクトが増える

Serch is personal
⇒毎日常にサーチエンジンを改善
 UIは1週間に2〜3回改善している

All marketing is digital
⇒近い将来「オンライン」という概念がなくなる;それが当たり前になるから

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■Google製品管理担当副社長 スーザン ウォイッキ氏

<Googleがもたらすイノベーション>

Organize the world's information & make it universally accessible & useful.

Think big but start small.

Continual innovation not,instant perfection.

Idea come from everywhere.

Shere everything.

Date drives decisions.

20% time.

Be a platform.

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■ドン シュルツ氏

<マーケティングコミュニケーション:その変容と変貌>
5つの変貌のプロセス

1.サプライチェーンからディマンドチェーン(顧客視点)へ
⇒顧客について研究する、ユーザの声を聞く
 顧客のスピードに合わせたマーケティングを

2.マーケターの独り言から顧客への対話へ変化
⇒情報技術による顧客コントロール
 プッシュ&プルシステム(以前は一方向だったが双方向へ)

3.顧客へ影響力をもつコミュニケーションツールとモデル
⇒マーケティングのための会計からマーケティングの結果を予測する形に

4.投資効果を測定する予算計画とシステム

5.縦割りの機能的組織から顧客にフォーカスしたマーケティングコミュニケーションを行う組織へ

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■次世代ブランディング


・メディアの立ち上がり方
テクノロジー → コンテンツ → ユーザ → 広告

1)contextual;
→コンテクストにのせてユーザに適切な情報を送る
検索=ユーザの関心
多様なメディアにピンポイントでリーチできる

2)branded contents;コンテンツを通じたブランド体験
→コンテンツが魅力的なら全世界中の人に見てもらえる
ユーザが面白いと思ってもらわなければ見てもらえない
 面白いと思ってもらえばクチコミ効果

evian live young →youtube
エビアンの好感度が広告接触者は9ポイント上昇

3)engagement;顧客との対話
Fit'sの事例→Youtube+CMで効果的に、これでの接触者は実際の購買にも結びついている


User centric;顧客起点へ

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■YouTubeのブランディング活用とユーザエンゲージメントの形成

・YouTube上での広告
日本:宣伝費上位10社中6社が活用中
アメリカでは75%以上の広告主が活用中

・エコシステム
ユーザ − パートナー(コンテンツ制作) − 広告主

・違法コンテンツ
見つけたら、ブロックするのか・トラックするのか・マネタイズするのかを利用パートナーで選べる
1000以上の利用パートナーのほとんどはマネタイズオプションを選択


enter
ホームページ広告;1000万imp/日

discover
7億回検索されている
プロモート動画
キーワード連動型

watch
閲覧時の広告表示、コンテンツを見る前に強制的に見てもらう広告も今後やる

engage
ユーザに投稿を募るキャンペーン

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■パネルディスカッション
 B2C、B2B事例によるネットのブランディング活用

【トヨタ;IQの事例】
→車はプレミアム感を出す


1コアターゲットに向けた ロイヤリティ
2一般消費者への認知 ポピュラリティ

クラスタによる分類;個性クリエイト層
情報感度高い
→ターゲットに


2008年11月YouTubeへ amazing filmsを配信
その後、リアルイベント→TVCMとしてオンエア→さらにYouTube再生回数増える


【ロッテ:Fit'sの事例】

商品コンセプト:新食感のガム
→ガムノンユーザ(20代男女),離脱者の興味喚起

ノンユーザの声を深彫り;仲間と「ゆるく」つながっていたい

TVCMを中心に、雑誌やOOHからWEB広告まで、幅広い間口の告知を展開

■コンテストのフレーム
サイトに行く
振り付けマスター
エントリー
動画チェック
再生回数で競う(ルール付けが成功要因と考える)

わかりやすい指標 再生回数のみを競う
遊び心と丁寧さ 面白おかしい映像と、応募しやすい環境作り
連鎖という深さ 勢いを生む繋がりが、周りを巻き込んで行った


【森精機製作所:B2Bの動画コンテンツ活用】

YouTubeブランドチャネルを導入
DVD配布・・・プレスのコスト、手にとるまでの時間かかる
Webでの動画展開を検討・・・閲覧時のストレス、自社サーバの負担をなくす

基本計画 今までDVDにしていた画像を全部載せる
第1ステップ ネットアイドルによる会社紹介、TVCMの掲載
第2ステップ 顧客参加型コンテンツ、バーチャル工場見学、最新加工技術紹介
ブランド確立へ 顧客へのwin-win関係、BtoBtoB


【ディスカッション部分】

トヨタ:コアターゲットに響くメディアは何かを考えた
ロッテ:製品の世界観を伝えるためには動画が最適だった
→視点は全く逆だが、結果的に動画だった


■成果や指標の測定
トヨタ:再生回数はざっくり程度で狙いを付けていた
    スペシャルサイトへの誘引数

以前はY!などにバナー掲載などで対応

ロッテ:初の試みだったので具体的数値目標は立ててなかったが
再生回数の目標のあたりは付けていた

森精機:具体的な数値目標はおかなかった


■実施した場合の障害は?
トヨタ:upしてしばらくはアクセスが無かったのでビビった
社風からしてコンテンツ自体アグレッシブだったので

ロッテ:コンテンツの内容について不安(エロとかライツ系に抵触しないか)

森精機:社長が早くしてとせっつくくらい
YouTubeにすると決裁担当者に見てもらいにくくなる(アクセス付加)

■成功の要因は?
トヨタ:いかにインパクトのあるコンテンツにできるか
→ブランドコンセプトにそぐわない形だともちろんダメだけど


ロッテ:マスメディアとの連動
参加しやすい受け皿
オープンな環境作り

森精機:無理をせずにできるところからコツコツやってきたこと


■インターネットでのブランディングについて
トヨタ:映像の面白さとブランドをいかにうまくリンクさせられるか
    ネット−イベント−マスメディア これらの連動

ロッテ:奥行きづくりのために有益

森精機:今後は取引先と連動してPRをしていきたい